2014-02-21 DNSの定義 DNSとは ネットワーク上に点在するコンピュータのIPアドレスを、人間が管理し易いドメイン名と紐付けることを目的としたシステム。 その目的は、インターネットという"世界中を繋ぐ"仕組みを対象としており、その目的を果たすために、下方に向かい枝分かれする、階層を持った逆ツリー構造の論理デザインと、ドメイン名を分割して管理する分散型データベースを採用している。 DNSの中心であり、名前解決の起点で、逆ツリー構造の頂点にあたるルートの下には広大なドメイン群が広がっており、ドメインを管理するネームサーバで分岐される。また、その末端には完全なドメイン(FQDN)とIPアドレスの対応を知るネームサーバが存在する。 この分岐点にあるドメインを仮に親ドメインとする場合、階下には同じ親ドメインに属した子ドメインが存在する事になる。 このように、同じ親ドメインに属したドメイン群で構成される範囲は、ドメイン名空間と呼ばれる。 親ドメインは、直接的または間接的に自ドメイン空間に属する子ドメインを管理しており、連鎖的に階下でも同様の構造になる。 つまり、DNSとはインターネット上に点在するドメイン名とIPアドレス対応を知るネームサーバを包含したインターネット大の超巨大データベースということになる。